当社はおかげさまで創立70周年を迎えることができました。これもひとえに永年にわたる皆様のご支援、ご厚誼の賜物と深く感謝し御礼申し上げます。
八幡電気産業株式会社は1951年東京都港区にて産業用表示器や車両機器用電源装置、変圧器等を製作するメーカーとして創立されました。
翌年、現在の車内放送装置の基本となる分散方式を開発、民鉄各社にご採用いただきました。その後、国鉄に電車用放送装置として規格承認され、全国に当社製品が展開されていきます。
1961年には列車無線装置(誘導式)の製品化に成功、営団地下鉄はじめ地下鉄各社に納入を開始し、大田区に工場を建設、本格稼働いたしました。
以来半世紀、時代のニーズに合わせて製品開発を行い、鉄道の安全運行を支える通信機器メーカーとして発展してまいりました。
近年、鉄道は人や地球に優しい「持続可能な社会」を実現するための移動手段として評価されています。
今後ますます「より安心・安全に、より早く、より快適に」多くの人々を目的地まで送り届け、その上環境に負荷をかけない技術と製品が求められていきます。
また、新幹線をはじめとする日本の鉄道システムは、日々高密度で正確な運行が行われています。その高い技術力と品質に対するニーズは世界的にも高まっています。
我が国の鉄道は多くの国々の発展を手助けし、より国際貢献ができる重要なシステムとして、ますます期待されております。当社はこうしたグローバルな展開に応えるため、日々進歩するICT技術を取り入れながら情報通信機器をはじめ、車両のセキュリティやバリアフリーに対応した製品開発に日々取り組んでいます。
次の100周年、その先の未来をみつめて「持続可能な社会」の実現にむけ、社員一丸となり努力してまいります。
今後とも、一層のご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
八幡電気産業株式会社
代表取締役